自分が烏滸がましかった話 母上編
えびまよの母上は毎日、手帳に手書きでその日の地元の記録をしています。
- 最高気温
- 最低気温
- (ここ3年くらいは)新型コロナ感染者数
情報ソースはN○Kの地元放送局のTVニュース。
10年近くは続いている習慣だと思います。
アプリ開発テーマを探していた私は
母上のこの習慣に目をつけました。
「プラットフォームは何がいいかな」とか
「どんな機能があると便利かな」とか勝手に一人で考えていました。
加えて、その頃の私は、
「毎日手書きって面倒くさくないの?」
「データ集めてるんだからそれ使って何かしたら?」
…と、いつものクソガキ思考を一人で巡らせていました。
しかし、ある日気づいたのです。
「(手帳をめくりながら)去年はこんなに寒くなかったよね」
「途中でごめん、(時間だから)チャンネル変えるよ」
などなど、この習慣がきっかけで会話が生まれている。
手帳には記録の他に予定も書かれているので
過去の記録を遡ると、
当時本人や家族が何をしていたかも一緒に思い出せて
そこでもまた家族のコミュニケーションが生まれている。
そもそも、多分、母上はこの習慣を面倒だと思っていない。
特に困っているわけでも改善したいわけでもない。
(なぜこの習慣をはじめたんだろう。今度聞いてみよう。)
ICTは必要だけれど、全部に適用する必要はない。
勝手に歯痒く思っていたのはえびまよだけで
ただ自分の歯が痒かっただけ。別に母上の歯は痒くなかった。
そんな自分の勘違いエピソードでした。
結局母上の役に立たないなら意味ないな〜と
やらない理由付けをして終わってしまいました。
今年はうんこする年にしたいです。