ツナ、納豆、まよねーず。

ICTに関する日記とかメモとか。

Rust.Tokyo 2021 参加レポート

2021-09-18にオンライン開催されたRust.Tokyo 2021の参加レポートです。

2019年は未参加、2020年は中止だったのでとても楽しみにしていました。

rust.tokyo


はじめに

こんな感じなので(恥)、セッション内容のレポート記事というより
全体の印象と登壇者資料をまとめるような記事です。

 

 

申し込み

申し込みフォームはTito.を使われていました。
2021年は無料!!!2019年は参加料ありだったはずです。

connpassDoorkeeperなどのようにアカウントは作っていない(はず)ので
申し込みアドレスに次回開催お知らせが来るのかは分からないです。

Twitterアカウントをフォローするなどして情報をチェックした方が
見逃しにくくなると思いました。

twitter.com

 

配信方式

YouTube限定公開でのライブ配信でした。

www.youtube.com

 

セッション

概要は以下から引用しています。
登壇者資料は1つだけ見つけられませんでした(公開していない?)。

rust.tokyo

オープニングセッション

  • Tomohide Takao
  • Rust.Tokyo チームよりご挨拶申し上げます。

 

How Rust triages regressions and prevents them from reaching to stable

  • Yuki Okushi
  • This talk describes how Rust contributors triage regressions and prevent them from reaching Stable Rust. Rust’s release cycle is relatively fast, but how do they prevent regressions? This talk helps you to understand what and how they’ve been working.

speakerdeck.com

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One for All Thread Pool - yatp

  • Tong Mu
  • The database is an application with both IO-intensive and CPU-intensive tasks. This talk will explain how TiKV, a distributed transactional KV database built with Rust, applied yatp, the unified thread pool, which replaces multiple thread pools to optimize the scheduling of the database system.

docs.google.com

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Rustでrbenvよりも7秒速いRubyのバージョンマネージャーを作った

  • Takayuki Maeda
  • Rubyでは、プロジェクト毎のバージョン管理が重要ですが、最も使われているであろうRubyバージョンマネージャーrbenvでRubyをインストールすると2分から3分程かかってしまいます。少しでもRubyのインストールを速くし、バージョン管理をシンプルにするためにPure RustでfrumというRubyバージョンマネージャーを作りました。このセッションではfrumを実装した際に得た知見について話します。

speakerdeck.com

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Node.js in Rust: How to do it and what to expect from it: 株式会社ゆめみ

  • Kirill Vasiltcov
  • 本発表では、RustプロジェクトにNode.jsランタイムを組み込むことが可能だということを示し、そのメリットを説明します。

    Node.jsを組み込む段取りを見ていきます。Node.jsの公式C++組み込みAPIを紹介し、C++非対応に関わらずRustFFIで何ができるかを説明します。この発表の内容の大部分が、Node.js互換可能なプロジェクト用のRustで作られたパッケージマネジャー「Orogene」を開発するときに実験的にNode.jsを組み込んだ結果です。 

speakerdeck.com

 

Production-ready Rust in PingCAP: PingCAP株式会社

  • Wish
  • In PingCAP, we built TiKV, a distributed KV database in Rust, which is used in production by thousands of clients around the world. This talk will show you how we did it via two parts:

    (1) the ecosystem we built for Rust, e.g. libraries and teaching courses.
    (2) experience and lessons we learnt when using Rust in such mission critical scenarios: performance, stability, troubleshooting and so on.

 

Rustとコンテナランタイム

  • うたもく
  • 本発表ではコンテナランタイムでのRustを活用する可能性についての説明します。私が中心となっている開発しているRustのコンテナランタイムのyoukiの経験を踏まえることでより具体的な説明を行います。これらの経験から私はRustはもっとこの分野に貢献するべき言語だと感じました。この発表で知見を共有することで多くのRustaceanにこの分野に関心を持ってもらえることを期待しています。また、発表の最初でコンテナランタイムの技術のcgroupなどについてもyoukiの実際のRustのコードを交えながら簡単に説明します。コンテナを触れたことがあれば、ある程度話が理解できることを目指します。 

speakerdeck.com

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Sh4der Jockey: a tool for realtime visual performances using Rust and OpenGL

  • すぱげっと
  • We present Sh4der Jockey, a tool for realtime visual performances. The tool is used to run multiple shaders in a pipeline to create demoscene-like effects. We present the motivations for building this tool, as well as some of the technical challenges faced as we developed Sh4der Jockey. 

docs.google.com

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Unsafe in Rust (use case with sysinfo)

  • Guillaume Gomez
  • This talk will explain how to use unsafe in Rust, the traps to avoid and provide some tips to make it better. It’ll use the sysinfo crate as example. The goal of the sysinfo crate is to allow users to get system information. The important point being to have one API for all different systems. 

github.com

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クロージングセッション

 

所感

小並感を羅列していきます。

良かった点

  • 進行がかなりスムーズでした。運営の方すごい・・・。
    何度か音声が聞こえない場面はあったもののリカバリが早く気にならずでした。
  • セッションの内容のレベルがかなり高かったです。登壇者の方すごい・・・。
    私は「はえ〜」「しゅげ〜」しか感想が出てこなかったです(白目)。
  • 英語で登壇する方が多かったですが、字幕のおかげで大丈夫でした。
  • 質疑応答のシステムがめちゃくちゃ良かったです
    sli.doで匿名質問&いいねできたので、気軽に質問できましたし
    いいねが多い(聴講者が聞きたい)質問から回答してもらえました。

注意が必要な点

  • レベルが高かったので私が参加して良いのかドキドキしました。
  • 登壇者資料が英語で統一されていてカッコ良かったですが、
    リスニングが苦手(私です)だと
    資料読みつつ&日本語字幕読みつつになるのでちょっと大変でした。
  • オンラインあるあるですが
    登壇者の環境で音声の大きさがまちまちだったので少し音量注意でした。

 

さいごに

めちゃくちゃ楽しかったです。控えめに言って最高でした。

コードを見せながら説明してくれたり
図解で仕組みを説明してくれたり
"Rustの話"のセッションを浴びることができて、参加して本当に良かったです。

2022も開催されるといいなぁと思っています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。